プレコンセプションケア推進事業について

2025/3/11

2025年3月11日

プレコンセプションケア推進事業について

令和7年3月環境福祉委員会 会議録より

◆福田吏江子

 まず、プレコンセプションケア推進事業について、具体的な内容とどのように取り組まれるのか、お伺いさせてください。

◎こども政策課長

 男女ともに若いうちから性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、将来のライフプランを考えた健康管理を行うことを促すため、SNSを活用した情報発信と学校教育等におけるプレコンセプションケアの推進に取り組むこととしております。

 まず、SNSを活用した情報発信につきましては、インスタグラム等を活用し、中高生や大学生等、年代に応じたプレコンセプションケアを題材とした漫画を項目ごとに定期的に配信し、正しい知識の普及啓発を図ってまいります。

 また、学校教育等における取組につきましては、学校が産婦人科医や助産師等の専門家を招いて実施する講演会等に対して支援を行うこととしております。

◆福田吏江子

 ありがとうございます。日常生活の中で身近に目に触れるSNSと学校現場における教育の両面から発信することで、身近なものとしてじわじわと浸透させていく、ということだと理解しました。

 そこで、将来のライフプランを見据えた健康管理という観点から取り組まれているこのプレコンセプションケアについて、特に力を入れて取り組む意義や、効果をどのようにお考えか、お伺いいたします。

◎こども政策課長

 女性の社会進出が進むなどライフスタイルが多様化する中、低出生体重児の出産リスクが高まる若い痩せすぎな女性の増加や、不妊の可能性が高まる晩産化の傾向が続いています。さらに、本県の20歳未満の人口妊娠中絶率は、全国平均よりも高いことに加え、性感染症が増加傾向にもあります。

 また、やまぐち子ども・子育て応援プランの策定に当たって実施した子供に対するアンケートにおきましては、高校生や大学生の約3人に1人が、特に大事だと思うこととしてライフプランニングを挙げています。

 こうしたことから、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、将来のライフプランを考えた健康管理を行うプレコンセプションケアの推進は、将来の妊娠・出産の希望をかなえ、より豊かで幸せな人生を送るために必要な取組であると考えております。

◆福田吏江子

 ありがとうございます。そうですね、モデルさんへの憧れなどによる若い女性に多い無理なダイエットは、健康を崩したり、拒食症を繰り返したりする中で、傷ついてしまうケースがあると伺っています。

 また先ほど中絶のお話もありましたが、全国のデータでも特に10代で妊娠した場合、中絶率が半数を超えており、2021年のデータでは、14歳以下で79.6%、15歳から19歳では61.9%の方が中絶を選ばれています。

 ここで私が申し上げたいのは、中絶が良いか悪いか、10代の妊娠が良いか悪いかといった価値判断ではありません。そうした選択に至る過程で、若い方々の心や体が傷つくことのないようにすることが、何より大事なのではないかなという点です。

 そのためにも正しい知識を身につける機会が、若い世代を含め、より多くの方に伝わっていくことが重要だと思っております。

 国のこども家庭庁の取組の中にも、「スマート保健相談室」というウェブサイトもございます。同じように性や体・妊娠などの健康に関する正しい情報がPR・掲示されていたり、専門家に相談できる窓口について、山口県内の相談先を含め、地域ごとに検索できる仕組みや、いろんな県の取組等も併せた国の取組、すでにあるツールの活用も促して周知していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

◎こども政策課長

 スマート保健相談室につきましては、現在、母子保健研修会における思春期保健の説明の中で、保健師や養護教諭等に対して周知を図っているところです。

 今後につきましては、先ほど御説明しましたSNSを活用した漫画等の定期的な配信に併せて、お示しのスマート保健相談室の周知も図ってまいりたいと考えております。

◆福田吏江子

 ありがとうございます。すごく大事な取組だと思います。

 あわせてここで質問ではないですが、学校内子育て広場というところで中学校、高校での乳幼児の親子の触れ合い体験会が、周南市の徳山高校で開催されているのを見学させていただきました。

 校長先生のお話の中ですごく印象だったのが、高校生が赤ちゃんと触れ合うのももちろんすごく貴重な体験ですが、それ以上に先生でもない家族でもない、親御さんという立場の大人とそういった話ができることが本当にすごくいい機会だったと思うというお話でした。

 こういった様々な機会において、ご自身の性のことや、妊娠のことなどを考えて体を大事にしていただきたいなと思っております。また、引き続きこの事業を応援していきたいと思います。よろしくお願いします。

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