新年度予算案の共家事・共育児行動変革促進事業について
2025/3/10
2025年3月10日
新年度予算案の共家事・共育児行動変革促進事業について
令和7年3月環境福祉委員会より
◆福田吏江子
新年度予算案の共家事・共育児行動変革促進事業についてお伺いします。
山口県の特徴で、男性の家事・育児等の負担が、増加傾向にはあるかとは思うのですが、まだ少ないというのが特徴であるというご答弁がございました。
そこで、山口県における男性の家事の時間、育児の時間の現状と、コロナ禍の影響で自宅にいる時間の増加などの影響も見られるかと思いますが、その近年の推移が、どのようになっているのか、まずお伺いさせてください。
◎男女共同参画課長
総務省が5年ごとに実施しています社会生活基本調査によりますと、夫の家事時間につきましては、週全体で平成28年が10分、令和3年が25分となっており、家事時間は15分増え、全国順位は44位から34位というような流れになっています。
育児時間につきましては、平成28年が71分から令和3年が41分となっており、育児時間は30分減少し、順位が2位から41位となっている、というような状況でございます。」
◆福田吏江子
これまでも様々な取組を県でもされてきたと認識しています。今回のその事業名に、行動変革と掲げられた意図をお聞きしたいです。 それまで、やまぐちイクメン維新であったり、新しく言うと「とも×いく」の取組であったり、広く社会に伝えていらっしゃったと思います。
私もホームページを拝見させていただいたのですが、高校生や大学生の若年層の皆さんに対しても、男性の家事・育児の参画を促す啓発動画のコンテストを実施されるなど、男性の家事・育児参画に対するこの機運の醸成であったり、その参画の促進というのに、段階的に丁寧に取り組まれてきているのを感じております。これまでのそういった様々な事業の効果や成果を踏まえて、今回どう次の段階に進めていきたいのか、改善ではなくあえて変革と事業名に掲げられた理由として、現状どういった問題提起、問題意識というのを持たれているのかお伺いさせてください。
◎男女共同参画課長
男は仕事、女は家庭という固定的な性別役割分担意識につきましては、これまでの取組により改善が図られてきているところでございますが、一方で家事・育児の負担が依然として女性に大きく偏るという男性の家事・育児参画に対する意識が、行動に身についていないということが課題となっているところです。
このため男女が共に家事・育児の責任を分かち合うことで、ライフイベントとキャリア形成の両立が可能となる社会の実現を目指すため、男性の行動変革を促進するための新たな取組が必要であると考え、このたび共家事・共育児行動変革促進事業を実施することとしたものでございます。
◆福田吏江子
ありがとうございます。手法のことでもう一件お伺いさせてください。
今回、県民の皆様から好事例のエピソードを募集して、それを映像化してSNS等で発信していくというところで、ポスターや作文ではなく動画作成という手法を選ばれた理由を教えていただきたいです。また、そういう動画を見る方へ、正しくそのメッセージを伝えて、波及効果を得るためには、どういった情報発信の在り方が望ましいか、そういった面を、もし考えられていたら教えてください。
◎男女共同参画課長
本事業の最大の目的が、県民一人一人に共家事・共育児に関するエピソードを浸透させ、一層の意識醸成を図りつつ行動変革を促すことであると考えております。
県民の行動変革を促進するためには、より多くの人に対し、複数回、共家事・共育児の成功体験を届けることが必要であり、その手法としてSNS広告は、効率的に多数の人々の目にも触れさせることが可能であることから、広告用の動画を作成することとしたものでございます。
作成する動画の内容につきましては、家庭内や職場での実体験と男女が共に家事・育児を促進することができるような内容や各世代に対するメッセージ性のある内容にすることとしております。
また、効果的な情報発信に向けては、各世代をターゲットとしまして、それぞれに最適な動画を効果的に届けるため、ターゲティング機能の有無や利用率等を総合的に勘案しまして、ユーチューブやインスタグラムを活用した啓発を行うこととしております。
こうした県民にとって身近なSNSを活用し、効果的な発信をすることで、県民の行動変革を促進してまいりたいと考えております。
◆福田吏江子
様々お答えいただきました。そのとおりだと思います。趣旨のところにもあるように、男性の行動変革を促して、これまでも取り組まれたように、固定的な性別役割分担意識がより一層解消されるようにという点では、お示しのとおりだと思いますが、もう一点、その固定的な性別役割分担意識解消というのを、男性の行動変革とともに、女性側もまた意識を変えていかなければならないこともあると個人的には思っております。
女性側は家庭の中で“自分がやったほうが早い”とか、“自分のやり方でなかったらちょっといらいらする”みたいな面がきっとあると思います。でもそうではなく、家族みんなで夫婦ともに変わらないといけない、家族みんなでお互いの考えであったり行動というものを振り返って、気づきをし合うというのが大事と思います。
この本事業の取組も含めて、女性側も変わっていかなければならない意識というのを、行動変革に目を向けていかなければいけないと思っております。 そのことも今後備えて、共家事・共育児につながるようにできないのかご検討いただけたらなと思います。これは要望になります。よろしくお願いいたします。
