広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化について
2025/9/25
2025年9月25日
一般質問② 広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化について
令和7年9月定例会 会議録より
◆福田吏江子
広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化についてお尋ねいたします。 現在、山口県では、総務省の「広域連携による市町村事務の共同実施モデル構築事業」の採択を受け、県と周南市・下松市・光市の周南3市の連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化について検討を進められています。
令和7年4月に周南市役所においてキックオフミーティングを開かれて、県と周南3市の担当職員の方々が集まり各自治体での道路の維持管理に関する悩みや工夫について意見交換や情報共有をされ、県民の皆様にとっても、建設業者の皆さんにとっても、自治体職員の皆さんにとっても、より良い維持管理のスキームをつくるために議論されたとのことで、私といたしましても今後の取組に大変期待しているところです。
道路の穴凹や草刈りのご要望は自治体へと届く声として最も多いもののひとつであると思います。そして地域住民の皆様にとっては、国道・県道・市道と管理者が異なることを通常あまり意識されることではないように思います。
例えばですが、周南市が2018年4月から運用している道路などの異常を通報できる「しゅうなん通報アプリ」においても、県道や国道に関する通報が市役所に届き、「県管理の道路のため周南土木に連絡しました」と返信されているケースを見かけます。
また、現在、周南3市での通報の方法としては、電話や窓口での受付とともに国土交通省のLINEアプリや各市独自のアプリやLINEでの通報ができますが、それぞれが連携していない状況です。
このたびの取組が進めば、通報された情報が一元的に取り扱われ、対応の効率も上がり、通報者へのメリットも大きくなるのではないかと思います。 また、通報者から送られる写真や位置情報などのデータは、舗装の剥がれの状態から補修材料だけで修繕できるのか、それとも通行止めを伴う工事が必要なのかなどの判断につながるものと思いますので、このたびの取組が進めば、これまでの対応等がどうであったかというデータの共有や蓄積が図られ、これまで以上に効率的で迅速な対応作業が可能になるように思います。
また、通報された方が対応の進捗や結果を知りたい場合もあるかと思いますので、その情報提供の在り方も検討されれば、より良いものとなるのではと思います。 こうした取組を進めていくためには、通報を受けた後の部署内部での手続きや対応のデジタル化が不可欠だと思います。また県と市で異なる契約方式の整理も必要かもしれません。
今までの取組を変えることは大変なことと思います。ですが、このたびの取組は、県民の皆様の生活に欠かせないインフラである道路を守るための大変重要なものであると思っておりますし、地域のインフラ維持管理の効率化とともに、建設業界全体の人手不足への対応にもつながる可能性があると考えます。
そこでお尋ねいたします。 広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化について、どのような効果を期待することができると考えられ、またどのように取り組まれていくのか、お伺いいたします。
◎土木建築部長
広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化についてのお尋ねにお答えします。 県では、日々のパトロールや道路利用者からの通報等により、異状箇所の早期発見と速やかな補修を行い、道路を良好な状態に維持するよう努めています。
こうした中、道路の維持管理について、総務省の広域連携によるモデル構築事業を活用し、周南地域の3市とともに、それぞれが抱える課題を把握し、その解決を図るため、道路の異状に関する通報などの情報を一元的にデジタル化して蓄積する、新たなシステムの構築を進めているところです。
これにより、異状箇所の正確な把握など、維持管理業務の効率化が図られるとともに、蓄積した補修履歴等を分析することで、修繕計画の策定などの基礎資料としての活用が期待されます。
今後は、このモデル構築事業を着実に実施し、システムの活用方法や効果等について検証を進めるなど、広域連携による道路の維持管理業務の効率化・高度化に取り組むこととしています。
