一般質問

元気創出!どこでもトークの成果と今後について

2024年12月4日

一般質問① 元気創出!どこでもトークの成果と今後について

「元気創出!どこでもトーク」は、知事が県内各地に出向かれて、地域の皆様や関係団体・関係企業の皆様から直接ご意見を聞くという取組として長く続けておられます。これまでどのような成果が得られたのか、また今後どのように取り組んでいかれるのか、ご所見をお伺いいたします。

山口県知事の答弁

本県は、県政の各分野で様々な課題に直面しています。

・デジタル化、脱炭素化への対応 ・少子高齢化に伴う人手不足 ・中山間地域における生活機能の維持、確保 ・人口減少 など…

これに的確に対応し、その解決を図っていくためには、現場の課題やニーズ等をしっかりと把握をし、それを県の施策に反映させながら、県づくりを進めることが重要です。そのため、知事就任以降から毎年、「元気創出!どこでもトーク」を開催し、現場が抱える課題やご提案を伺ってきたところです。

主な成果

  • 県政運営の指針である「やまぐち未来維新プラン」の策定等に際し、県内8地域でどこでもトークを開催。
  • 農林漁業や子育て支援等の関連行事に合わせて、分野別のどこでもトークを開催。また、離島訪問による島の課題や振興策について意見交換。
  • コンビナートの脱炭素化における企業の課題を伺い、国に要望し、速やかな対応が図られた。

今後の取組…

私は、各地域・各分野の現場を重視するとの考えの下、今後も継続して「元気創出!どこでもトーク」を開催し、私自身の考えを丁寧に説明しながら、現場の声を丁寧に説明しながら、現場の声をしっかりと伺い、それを取組に反映させる形で、県づくりを前に進めていきます。

 

令和6年11月定例会 会議録より

福田吏江子

「元気創出!どこでもトーク」の成果と今後についてお尋ねいたします。

「元気創出!どこでもトーク」は、村岡知事が県内各地に出向かれて、地域の皆様や関係団体、関係企業の皆様から直接ご意見を聞くという取組として長く続けられております。

私も令和5年8月に出光興産株式会社徳山事業所大浦地区をお訪ねした「脱炭素化に向けたアンモニアサプライチェーンの構築」をテーマとした現場でトークや先月11月に周南市の離島である大津島での「大津島の活性化に向けて」をテーマとした分野別懇談会に、地元周南市選出県議会議員としてご案内をいただいたことから同行をさせていただきました。

特に、大津島での、どこでもトークは記憶に新しいことですが、大津島の皆様が、村岡知事が来島されることを心から喜ばれて歓迎されている様子を拝見し、現地に出向き、直接お会いすることの大切さを改めて感じました。

大津島は徳山港から南西に約10キロメートルの瀬戸内海海上に位置しており、1日7往復運航されている定期船で行き来することができます。

10月末現在で高齢化率77%、人口171名ですが、ここ数年は、若い世帯の移住が増え、赤ちゃんの誕生が続いているという喜ばしいことも増えています。

当日は、島内視察や取組の紹介、昼食会、意見交換会という日程で進みましたが、特に取組紹介として発表いただいた生活支援サービスセンター「しまさぽ」の取組では、島民の皆さんが安心して暮らし続けるために、草刈りや庭木の剪定、灯油やお米などの重たい荷物を運ぶなど必要なサービス等を持続的に提供できる仕組み・体制を島民の方と島外に住む出身者の方が中心となって構築されており、「島の方と島から離れた出身の方が団体をつくって活動していることは他に聞かない取組である」と知事が感心されていたことを強く印象に残っております。

また、昼食会では、私も島の皆様と一緒に島の特産品を生かしたお弁当をいただきながら、島の状況や暮らしの様子、お困りごとなど様々なお話をお伺いさせていただきました。

そして、記念撮影の際には、島民の方から応援しているよという温かいお声がけをいただき、大津島での暮らしがより良くなるように私も頑張ってまいりたいと思いました。

このたびの、どこでもトークへの参加を通して、知事が現地を視察され、意見交換会などで丁寧に地域の皆様からのご要望やお気づきを聞かれて、それらご意見に対して真摯にお答えされ、受け止められたことは、とても良い取組であると感じております。

また、さらに、当事者の皆様側から出たご意見を聞くことが本取組の主旨であると理解しておりますが、それにとどまらず、知事の政策や考えを直接お伝えし、例えば、離島振興のため、このような施策に取り組んでいるということをもっとお伝えをし、そのことについてのご意見を聞くという視点も大事ではないかと考えます。

そこで、お尋ねいたします。

「元気創出!どこでもトーク」について、これまでどのような成果が得られたでしょうか。また今後、どのように取り組んでいかれるのでしょうか、ご所見をお伺いいたします。

 

知事

「元気創出!どこでもトーク」の成果と今後についてのお尋ねにお答えします。

本県は、人口減少、少子高齢化に伴う人手不足や、中山間地域における生活機能の維持・確保、またデジタル化、脱炭素化への対応など、県政の各分野で様々な課題に直面しています。

これに的確に対応し、その解決を図っていくためには、現場の課題やニーズ等をしっかりと把握をし、それを県の施策に反映させながら県づくりを進めることが重要です。

そのため、私は、知事に就任して以降、毎年、「元気創出!どこでもトーク」を開催し、各地域・各分野で活躍されている方々との意見交換を通じて、現場が抱える課題やご提案を伺ってきたところです。

具体的には、県政運営の指針であるやまぐち未来維新プランの策定等に際しては、県内8地域でどこでもトークを開催し、県づくりのビジョンに係る私自身の考えを説明しながら、今後の施策展開に係る意見や県への期待を伺いました。

また、農林漁業や子育て支援等の関連行事に併せて、関係の皆様からご意見を伺う分野別の、どこでもトークも開催をしており、先日は離島訪問に併せ、地元市長も交えて、島民の皆様と、島の課題や振興策について意見交換を行ったところです。

加えて、昨年度からは、県が取り組むプロジェクトに関連する現場に赴き、現地の状況の視察や体験等とともに、関係者の皆様と意見を交わす「現場でトーク」も実施しています。

このように様々な形で開催をしている、どこでもトークで伺ったご意見・ご提案については、県が実施する様々な取組へと活かしています。

「現場でトーク」を例に挙げますと、コンビナートの脱炭素化をテーマとした際に、企業から伺った課題については、国に要望した結果、速やかな対応が図られましたし、アウトドアツーリズムの推進に関しては、地域の新たなコンテンツづくりへ繋がるなどの成果が出ているところです。

私は、各地域・各分野の現場を重視するとの考えの下、今後も継続して「元気創出!どこでもトーク」を開催し、私自身の考えを丁寧に説明しながら、現場の声をしっかりと伺い、それを取組に反映させる形で県づくりを前に進めていきます。

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