2024年12月4日
一般質問② やまぐち農林漁業ステキ女子について
ステキ女子活躍推進補助金等を活用して、少しのアイディア・工夫によって生産性や効率性の向上が図られ、職場の環境改善に繋がった事例を視察いたしました。
やまぐち農林漁業ステキ女子の育成にどのように取り組んでいかれるのか、ご所見をお伺いいたします。
農林水産部長の答弁
農山漁村女性が農林水産業の成長や地域の活性化を牽引していくためには、女性のさらなる活躍を推進することが重要☆
経営発展に向けた実践活動に取り組む若手女性農林漁業者を「やまぐち農林漁業ステキ女子」として登録!


★県では「ステキ女子」を活動支援しています★
🌟女性が働きやすい環境の整備
- 自ら出荷調整や価格設定ができる産直ECサイトの活用セミナーの開催。
 - 専門家の派遣。
 - 家庭に配慮した勤務時間の見直し。
 - 女性用の更衣室・トイレの設置などの支援。
 
🌟ステキ女子を応援する体制づくり
- アイディアや経験等を学び合流会を通じたネットワークの構築。
 - 企業等と連携したマルシェの開催。
 - 女性農林漁業者が活躍する動画配信などの広報。
 
🌟実践活動を支援
- 「ステキ女子活躍推進補助金」の活用推進。
 
県としては、今後とも、女性が働きたくなる魅力ある農林水産業の実現に向け、高齢化の進む農山漁村への若い世代の定着を図る、「やまぐち農林漁業ステキ女子」の育成に積極的に取り組んでまいります。
令和6年11月定例会 会議録より
◆福田吏江子
「やまぐち農林漁業ステキ女子」についてお尋ねをいたします。
山口県では、農林水産業において、経営者・経営参画者として自身の″ステキ・スタイル″を確立され、その魅力を多様に発信していける女性のことを「ステキ女子」と呼び、「きれい」に「輝き」ながら、「賢く」「稼ぐ」女性農林漁業者のロールモデルとなる「ステキ女子」の育成に取り組まれております。
私も「きれい」に「輝き」ながら「賢く」「稼ぐ」ステキ女子の皆様から学ばせていただきたいと考え、先日、周南農林水産事務所が主催された周南地域農業女子交流会に参加させていただき、県の事業であるステキ女子活躍推進補助金等を活用して、少しのアイディア・工夫によって生産性や効率性の向上が図られ、職場の環境改善につなげられたこと、さらに売上げが飛躍的に向上した事例を視察いたしました。
当日は、周南市のみならず、周防大島町、光市、山口市から若手女性農業者の皆様が参加されており、周南市須金地区において、周南市の特産品である梨、ブドウの直売所の見学やトウガラシ栽培と加工所を見学いたしました。
参加者の皆様は、ステキ女子活躍推進補助金を活用して、どのように働きやすい環境づくりに取り組まれたかを実際に目の当たりにすることで、ご自身の経営改善に役立てようと積極的に質問されていました。
このステキ女子活躍推進補助金は、農林漁業経営体の経営発展に向けた女性による新たな取組に活用できる補助金ですが、ソフト事業に対して補助率3分の1以内、下限が10万円、上限が100万円となっております。しかしながら、このたびの交流会を通して、ソフト事業のみならず、食品加工所における調理器具などのハード事業や、補助事業費の下限を5万円に下げてほしいというご意見をお聞きいたしました。
特に、就農される女性で加工に取り組みたいという意見が多い中で、加工所での調理器具は比較的高価で、作業効率にも影響するため、補助金の内容に含めてほしいというお話をお聞きいたしました。実際に、見学会の場でも現在使われている調理器具より、もっと一度に大量に作れる調理器具のサイズに変えたいが、何十万とすることから難しい状況であること、一度の作業量が上がることで効率性や生産性が向上し、自分も休みを取ることができるという実情もお聞きしました。
補助金の在り方については、活用されている当事者や現場のお声を聞きながら、柔軟な制度運用となるよう要望いたしますとともに、引き続き、ステキ女子を育成する取組の強化に力を入れていただきたいと考えます。
女性農林漁業者のロールモデルとなるステキ女子の皆様が、この山口県でさらにご自身の能力を発揮され、農林水産業における経営の発展に向けて取り組みやすくなることを願います。
そこでお尋ねいたします。
山口県内における農林漁業の魅力アップを図り、高齢化が進む農山漁村への若い世代の定着を目指す、やまぐち農林漁業ステキ女子の育成にどのように取り組まれていかれるか、ご所見をお伺いいたします。
◆部長
やまぐち農林漁業ステキ女子についてのお尋ねにお答えします。
農山漁村女性が、農林水産業の成長や地域の活性化を牽引していくためには、若い世代の定着を図り、女性にとって働きやすく、暮らしやすい環境を整備するなど、女性のさらなる活躍を推進することが重要です。
このため県では、経営発展に向けた実践活動に取り組む若手女性農林漁業者を「やまぐち農林漁業ステキ女子」として登録し、女性が働きやすい環境の整備や、ステキ女子を応援する体制づくり、女性のアイディアを生かした新たな実践活動などを支援しているところです。
まず、女性が働きやすい環境の整備については、経営者であるステキ女子からの要望が多かった、自ら出荷調整や価格設定ができる産直ECサイトの活用セミナーを開催するほか、専門家の派遣などを行っています。
また、法人等で雇用された女性従業員が働きやすくなるよう、家庭に配慮した勤務時間の見直しや、女性用の更衣室、トイレの設置などを支援しています。
次に、ステキ女子を応援する体制づくりとして、アイディアや経験等を学び合う交流会を通じたネットワークの構築や、企業等と連携したマルシェの開催、女性農林漁業者が活躍する動画配信などの広報に取り組んでいます。
さらに、女子会などで出された意見を踏まえ、運用を行ってきた、お示しのステキ女子活躍推進補助金については、これまでに延べ31経営体が利用しており、女性の実践活動を支援するため、引き続き活用を推進していきます。
県としては、今後とも、女性が働きたくなる魅力ある農林水産業の実現に向け、高齢化の進む農山漁村への若い世代の定着を図る、「やまぐち農林漁業ステキ女子」の育成に積極的に取り組んでまいります。
         
    





       
       
       
この記事へのコメントはありません。