北大阪健康医療都市(健都)のまちづくりについて
日本国内の死亡原因における循環器病の割合は、悪性新生物(がん)に次ぐ2番目である。その循環器病の予防と制圧を実現することを目指し、医療イノベーションと新しいライフスタイルによる健康寿命の延伸をリードするまちづくりを進められている。健康医療情報やICTを活用したデータヘルスの取り組みによる建都データプラットフォーム(吹田市と摂津市の市民の皆さんの健診・医療情報を一元化・複合・統合し、一次利用や研究機関による二次利用によって市民の皆さんに還元される仕組み)はまだ完成していないとのことで、またそのシステムの構築は国立循環器病研究センターが担われているとのことであった。引き続き、データヘルスの推進について調査し理解を深めていきたい。
建都の現地視察では、公園やスーパーなど市民の皆さんにとって身近な空間のなかで、自然に健康を意識するしかけが多々見受けられた。また研究機関や企業誘致など新しい健康産業が生まれていくことで雇用を生み、地域の健康寿命延伸にも繋げていくという考えを学ぶことができた。