このたびGIGAスクール構想のもと1人1台タブレット端末が導入され、これまでの授業で使われた教材教具に加えタブレット端末を使用する学習も始まりました。
その中で、この現行規格(新JIS規格)の机の大きさでは、教科書やノートとタブレット端末を併用するには狭いのではないかという疑問を持ちました。
このことについて、令和2年12月定例会の一般質問において問題提起したところ、教育長からは以下の答弁をいただきました。
「(略)・・・この現行規格の机の大きさは、授業中、児童生徒が教科書やノートなどの教材・教具を活用することを前提として決められたものであると思いますが、今後、これらに加えタブレット端末が配備されると手狭になり、より広いサイズの机が必要となります。
しかしながら、現状においても、教室内には、最大35名の児童生徒が位置し、さらに、コロナ禍における「新しい生活様式」を踏まえた身体的距離を確保するとすれば、より広いサイズの机を配することは物理的に困難であり、そのためにも、さらなる少人数学級化が急務であります。
また、企業等で取り入れられている、機能的で使い勝手のよいオフィス家具やベンチ等の校内への導入も魅力的ではありますが、まずは、児童生徒が学習に集中できるよう、より広いサイズの机の導入が求められるところであります。」
現在、多くの学校で使用されている普通教室用の机や椅子は、平成11年(1999年)、いわゆる「新JIS規格」においてその大きさが定められたものが適用されています。
全国的に一番普及している天板のサイズは幅65cm×奥行45cmです。周南市においては、この65cm×45cmのサイズと、旧JIS規格で採用されていた幅60cm×奥行40cmのサイズの両方が同じ教室内で併用して使われています。
そこで、学習により望ましい机の広さを考えるため、新JIS規格を元に天板サイズの検証を行いたいと思います。
検証結果については、またこのブログにてご報告いたします。
学校での机の広さについて、皆様からのご意見ご感想をいただけましたら幸いです。
GIGAスクール構想 = 一人一台タブレット + WiFi環境
あとは、現場の先生の工夫で「良い授業」を、との文脈で説明されることが多いですが、
この記事にあるように、「机の大きさ」の問題のほかに、
教室に充電保管庫を置くときのスペースを考えるとさらに「教室の定員」は少なくなりますし、「電源(コンセントの容量)」も考えないといけません。
まだまだ、先生方の工夫だけですまない、お金のかかる問題が、山積みだと思います。
これからも、現場目線での問題提起をお願いいたします。